コンテンツのEpic Stageの概要
コンテンツのEpic Stageでは、ビデオへ切り替わる静止画のアートワークを掲載し、Apple TVアプリにおいてユーザが新たな映画やテレビ番組と出会うきっかけを提供しています。ユーザが作品を選択するとそのプロダクトページに移動しますが、Epic Stageビデオの再生は引き続き行われます。ビデオが終了すると、静止画のアートワークへクロスフェードし、ユーザが次の操作を行うまで表示されます。この機能は、Apple TVチャンネルの独占コンテンツに対してのみサポートされています。ブランドページのEpic Stageと混同しないようにしてください。なお、コンテンツのEpic Stageは自動的に表示されません。表示するにはそのようにプログラムする必要があります。このタイプのコンテンツを提供いただく際には、事前にAppleのビジネス開発担当者までご連絡ください。
Epic Stageは以下の要素で構成されます。Epic Stageビデオについて詳しくは「Appleビデオとオーディオのアセットガイド」を、静止画のアートワークについて詳しくはアートワークの要件に関するこちらのページをご覧ください。
デリバリ項目 | プラットフォーム | タイプ | 推奨される長さ | サイズ | ファイルフォーマット |
---|---|---|---|---|---|
Epic Stage Video Wide | Apple TV、デスクトップ、iPad | ビデオ | 30〜40秒 | 16:9 (3840 x 2160ピクセル) | ProRes 4444、カット編集。なお冒頭および最後の黒フレーム挿入禁止。 |
Epic Stage Video Tall | iPhone | ビデオ | 15〜20秒 | 3:4 (1620 x 2160ピクセル) | ProRes 4444、カット編集。なお冒頭および最後の黒フレーム挿入禁止。 |
背景画像 - 横(Backdrop Wide) | Apple TV、デスクトップ、iPad | 静止画 | -- | 4320 x 3240ピクセル | PNG |
背景画像 - 縦(Backdrop Tall) | iPhone | 静止画 | -- | 1680 x 3636ピクセル | PNG |
単色のコンテンツロゴ | Apple TV、デスクトップ、iPad、iPhone | 静止画 | -- | 4320 x 1300ピクセル | 透過PNG(白色のロゴ) |
ビジネスポリシーとコンテンツの要件
静止画からビデオへのトランジションがスムーズである必要があります。 冒頭1.5〜2秒間に関する注意事項
- 冒頭に黒フレームを挿入しない
- すばやいカットを挿入しない
- 激しいまたは唐突な効果音や音楽の使用を避ける
- 対話の場面を使用しない
ビデオ全体に関する注意事項
- タイトルカード(タイトルロゴ)、スタジオロゴ、称賛コメントや受賞歴、クレジット、長文や状況説明などのインタータイトル、CTA(コールトゥアクション)を挿入しない
最後のショットに関する注意事項
- 静止画に戻る前に解像度が安定する時間を確保する
- 推奨は2秒間
- 最後に黒フレームを挿入しない
注:ビデオは音声込みの視聴体験を意図して作成します。
Epic Stageでは、ヌード、暴力、血、人種主義またはヘイトに基づいた画像、および著しく性的な要素を含めることはできません。また、視聴者(カメラ)に銃を向けることもできません。すべての年齢層に適した内容であることが求められます。Apple TVチャンネルのサブスクリプションサービスで提供するコンテンツの品質が、各テリトリでの最小要件を満たしているか確認するには、「ストアフロントの最小要件」をご覧ください。
Epic Stageビデオのデリバリ
Epic Stageビデオは、Extrasコンテンツとして、Transporter経由で.itmspパッケージの形で納品します。本編コンテンツのアセットとは別に、各Epic Stageビデオアセットにつき、.itmspパッケージを1つずつ用意する必要があります。.itmspパッケージには、metadata.xmlファイルとビデオソースを必ず含めてください。米国に配信する場合は、キャプションのデータファイルも必要です。字幕ファイルや副音声ファイルなどその他のファイルについては、必要に応じて含めてください。なおビデオの解像度やユーザ体験の観点から、Epic Stage Video WideおよびEpic Stage Video Tallの合計2つのビデオ向けに、それぞれ納品していただく必要があります。
metadata.xmlファイルでは、<subtype>
にfeaturedpromo
を、<asset type>
にはpreview
を指定し、一意のコンテンツID(<umc_content_id>
)を提供してください。このIDは、contentId
属性でも記述し、カタログフィードとアベイラビリティフィードで参照できるようにする必要があります。
以下は、Epic Stageビデオのデリバリを行う際のmetadata.xmlファイルの例です。各ブロックに関する詳細な説明については、「プレビューソースをデリバリするXMLのアノテーション」を参照してください。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<package xmlns="http://apple.com/itunes/importer" version="subscriptionvideo5.0">
<language>ja-JP</language>
<provider>AppleseedEntertainment</provider>
<video>
<subtype>featuredpromo</subtype>
<umc_catalog_id>AppleseedEntertainment.service1.US</umc_catalog_id>
<umc_content_id>123A</umc_content_id>
<umc_variant_id>1</umc_variant_id>
<title>The Featured Promo</title>
<original_spoken_locale>ja-JP</original_spoken_locale>
<assets>
<asset type="preview">
<subtype>
<data_file role="source">
<locale name="en-US"/>
<file_name>Epicstage_Video.mov</file_name>
<size>2595225600</size>
<checksum type="md5">FE82A79DD93A89B499AA211AB4603773</checksum>
<attribute name="crop.top">0</attribute>
<attribute name="crop.bottom">0</attribute>
<attribute name="crop.left">0</attribute>
<attribute name="crop.right">0</attribute>
</data_file>
<data_file role="captions">
<locale name="en-US"/>
<file_name>33bard5f917—preview-english.scc</file_name>
<size>9511</size>
<checksum type="md5">5A793A8B46037fe8aa2bdd739b49911a</checksum>
<attribute name="program.start.timecode">-01:00:00:00</attribute>
</data_file>
<!-- additional components here -->
</asset>
</assets>
</video>
</package>
カタログフィードおよびアベイラビリティフィードのデータ
Epic Stageビデオを公開するには、カタログフィードとアベイラビリティフィードに当該ビデオの記述を含める必要があります。カタログフィードでは、contentType
にextra
を指定し、<extraInfo>
ブロック内のtype
にはfeatured_promo
を指定してください。
以下は、カタログフィードにおけるEpic Stageビデオの例です。
<item contentId="123A" contentType="extra">
<pubDate>2020-05-01T18:00:12-07:00</pubDate>
<title locale="en-US">An amazing Epic Stage video</title>
<extraInfo>
<type>featured_promo</type>
<relatedItem relatedContentId="SHOW_1" relatedContentType="tv_show"/>
</extraInfo>
</item>
Epic Stageビデオのアベイラビリティは、アベイラビリティフィードで制御できます。アベイラビリティフィードではほかのアイテムと同様、Epic StageアイテムのコンテンツIDを記述する必要があります。これはカタログフィードや、アセットのmetadata.xmlファイルで記述したIDと同一のものとしてください。またバリアントIDも、アセットのmetadata.xmlファイルで記述したものと同じものを使用します。すべてのユーザに表示されるよう、offeringType
はfree
に設定してください。
以下は、アベイラビリティフィードにおけるEpic Stageの例です。
<item contentType="extra" contentId="123A" catalogId="com.catalog.acme" variantId="1">
<pubDate>2020-05-01T18:00:12-07:00</pubDate>
<offers>
<offer>
<offeringType>free</offeringType>
<windowStart>2020-09-01T02:00:00+01:00</windowStart>
<windowEnd>2021-09-30T02:00:00+01:00</windowEnd>
</offer>
</offers>
</item>